【モバマス】周子「四つの季節、二人の帰り道」
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55: ◆RZFwc/0Dpg[sage saga]
2019/05/31(金) 22:50:21.28 ID:kcSV+mvpO

「……Pさんがまだ帰りたくない気分なら、何処でも付き合うけど?」


 こちらをさりげなく気遣うように周子がそう言ったので、俺は肩をすくめておどける。
以下略 AAS



56: ◆RZFwc/0Dpg[sage saga]
2019/05/31(金) 22:51:09.31 ID:kcSV+mvpO

 一瞬、時間が止まったように感じた。

 真意が分からず、俺は思わず訊ね返す。

以下略 AAS



57: ◆RZFwc/0Dpg[sage saga]
2019/05/31(金) 22:51:54.29 ID:kcSV+mvpO

 周子の目を見る。

 彼女の瞳は熱を帯びていて。そしてまた、湿っているようにも思えた。

以下略 AAS



58: ◆RZFwc/0Dpg[sage saga]
2019/05/31(金) 22:52:31.66 ID:kcSV+mvpO

 一度深呼吸をして、俺は口を開く。


「……あのさ、周子」
以下略 AAS



59: ◆RZFwc/0Dpg[sage saga]
2019/05/31(金) 22:53:02.55 ID:kcSV+mvpO

 あれ、待て。
 俺は今……何て言った?

 自分の口の動きが信じられず、咄嗟に周子の顔を眺める。
以下略 AAS



60: ◆RZFwc/0Dpg[sage saga]
2019/05/31(金) 22:53:34.17 ID:kcSV+mvpO

「わ、笑うな。おい」


 情けなさの余り、片手で顔を覆い隠しながら周子に言う。
以下略 AAS



61: ◆RZFwc/0Dpg[sage saga]
2019/05/31(金) 22:54:27.02 ID:kcSV+mvpO

 目に涙を浮かべるほど笑いながら、周子は声を震わせる。


「ダッサいなぁもう……Pさんって、いざという時締まらんよねー」
以下略 AAS



62: ◆RZFwc/0Dpg[sage saga]
2019/05/31(金) 22:55:25.24 ID:kcSV+mvpO

「うわ! お前、何して──」


 驚きの声は上げてしまったものの、俺は彼女を遠ざけようとしなかった。
以下略 AAS



63: ◆RZFwc/0Dpg[sage saga]
2019/05/31(金) 22:55:59.21 ID:kcSV+mvpO

「ね、Pさん」

「ん?」

以下略 AAS



64: ◆RZFwc/0Dpg[sage saga]
2019/05/31(金) 22:56:52.49 ID:kcSV+mvpO

 顔を上げた周子が今度は、俺の耳元へと顔を近づけ、そのまま囁く。


「『また今度』やからね。約束……楽しみにしてるから」
以下略 AAS



65: ◆RZFwc/0Dpg[sage saga]
2019/05/31(金) 22:57:34.73 ID:kcSV+mvpO

 その勢いのまま数歩駆け出した周子はこちらを振り返り、からかうような表情で大声を出す。


「ね、Pさーん!」
以下略 AAS



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