ナナチ「いいか? オイラの言うことは絶対だぜ?」レグ「わ、わかった」
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8:名無しNIPPER[sage saga]
2019/05/27(月) 22:44:35.86 ID:hLTkM85AO
「いいか、レグ。これは必要なことなんだ」

ナナチはレグに噛んで含めるように説明した。
リコの腹が今にも破裂寸前なこと。
その為には、薬を注入しないといけないこと。

その手段として最も効果的なのはこの方法だ。

「要するに、今のリコは重度の便秘だ」

ナナチはわかりやすく便秘と称した。
詳しく説明すると、長くなる。
拾い食いした毒が、便を硬くしたことや。
溜まった便によって、他の臓器が圧迫されて、このままでは命に関わることは、省略した。
言ってもわからないだろうし、言わなくとも、苦悶に喘ぐリコを見ればわかるだろう。

ともあれ、レグには選択肢などない。

「悪いが、オイラは手伝えねぇ」
「むぅ……」
「初めてのちゅうは、特別らしいからな」

そう言われて、レグはハッとする。
そう、これは特別なこと。特別な、儀式。
リコの初めてであり、レグの初めてでもある。

自分以外に、任せられる者は、いない。

「……ちょれー」

使命感に燃えたレグの耳には。

ナナチの嘲笑は。

届かない。


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