ナナチ「いいか? オイラの言うことは絶対だぜ?」レグ「わ、わかった」
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4:名無しNIPPER[sage saga]
2019/05/27(月) 22:38:23.87 ID:hLTkM85AO
「どうしてそんな姿に……?」
「それを知ったら、助けたくなるぜ?」

意味深な回答をして、茶を濁す。
そんなことよりも、するべきことがある。
目の前の少女に視線を向け、ナナチは命じる。

「お前、この子を助けたいんだろ?」
「あ、ああ! 助けたい!」
「その為なら、なんでもするか?」
「もちろん! なんでもする!!」
「よぉし。それなら……」

ナナチは少年に必要なものを説明した。
それをなるべく、急いで集めるように。
そうしなければ、少女は助からないと話した。

「わかったか?」
「了解した!」
「よし。なら、行ってこい」
「行ってくる!」

全速力で飛び出す少年。
その背に、今更ながら質問を投げかける。
この手のやり取りは、ナナチは経験が少ない。

「そういやお前、名前は?」
「僕はレグ! その子はリコだ!」

少年の名はレグ。
そして少女の名はリコ。
ナナチは久しぶりに、他人と知り合った。


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