ナナチ「いいか? オイラの言うことは絶対だぜ?」レグ「わ、わかった」
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11:名無しNIPPER[sage saga]
2019/05/27(月) 22:50:05.96 ID:hLTkM85AO
「ぐっ……腹が……!」
「裏に河原があるから済ませてこいよ」

突然の腹痛に喘ぐレグ。
それもその筈、あの薬は強力な下剤だ。
リコの場合は便の硬化の為に浣腸として使用したが、内服薬としても充分な性能がある。

この世の全てを尻から吐き出す感覚。

下からだけでなく、上からも出そうだ。
それでもレグはえづきながらも、傍にいる。
リコの手を握り、その場を離れようとしない。

「おーい、そのままじゃ、漏れちまうぜ?」
「僕はどうなってもいい……!」
「いや、オイラの寝床がどうなるか考えろよ」

そんなことは、瑣末な問題だ。
大切なことは、リコの分娩に立ち会うこと。
その責任が、レグにはあった。

「なあ、頼むから漏らすなよぅ」
「おかまいなく」
「オイラが構うんだよぅ」
「間に合ってますので」
「間に合わなくなる前にしてこいよぅ」

ナナチが何を言っても、もはや無意味だった。


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