ダイヤ「それは押し花の様に」
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9:名無しNIPPER
2019/05/25(土) 23:41:55.68 ID:9lPtmwgdO
T字になっている交差点の横断歩道を越えた所で、スタートの準備をする。

足を半歩先に、体を前に。脇を閉めてスクールバックを体に寄せて固定する

アスファルトを蹴り上げる。後ろ脚を発条仕掛け玩具の様に弾ませて、私はランニングを始めます。日に焼けた地面の照り返しも無視して私は、目的地へと一直線に駆け出して行きました

走り出してみて、体のなんと軽い事か!

地を蹴る度、腕を振る度、体が前へ前へと加速していく。

額にしっとりと汗が滲むのを気にも留めず、私は進み続けます。長く、腰まである髪が降り乱れるのも気にしないで私は全速力で走り出していました。

ぐんぐんと、景色が吹き流れる風の様に変化していく。目まぐるしく変わる街の景色と、一定のリズムで交差する海の波がそこにはありました


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