ダイヤ「それは押し花の様に」
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11:名無しNIPPER
2019/05/25(土) 23:42:55.32 ID:9lPtmwgdO
水族館を越えた先のトンネルの入り口まで、私は一切のスピードを落とさずに走って来ました

洞窟の中は朱色で照らされていて、まるで日常とは切り離されたようでした。暖色に鈍く光る照明がどこか息苦しさを感じます

狭い歩道の中、私はまだ、走り続ける

封じられた空間の中、自然に息継ぎの頻度を落として走るのでまるで溺れているような気持ちになり、さらに私は焦りの中歩を進めて行きました

肌の上を流れ落ちる汗も、次第に荒くなっていく呼吸も、気になりません

ただただ、前に進むことしか考えていませんでした


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