82:名無しNIPPER[sage saga]
2019/05/25(土) 11:38:46.26 ID:YWfCY9A20
「サーヤ……」
その背中を、カスミはいつも歯痒い思いで見送っていた。どうしたら沙綾は元気を出してくれるのか……考えても分からないから、とにかくたくさん声をかけようと思っていたけど、そうする度に彼女は無理な笑顔を浮かべる。
自分がよく知る沙綾のように「私にも考えさせて!」と怒れば何か変わるだろうか。でも、さーやはさーやで、サーヤはサーヤだから……どうしたらいいんだろう。
日の暮れた教室で、沙綾が出て行った扉から、彼女の机に目を移す。こういう時はいつも沙綾がアドバイスをくれたりしたけど、今は頼ることが出来ない。
どうすればいいのかな、さーや。
そう思いながら、カスミは沙綾の机に歩み寄っていった。
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