48:名無しNIPPER[sage saga]
2019/05/25(土) 11:09:44.89 ID:YWfCY9A20
「あ、おはよう、有咲ちゃんと……サアヤちゃん?」
反応が一々可愛いなぁ、と沙綾が思っていると、後ろから控えめな声がかけられる。振り向けば、小さな背丈で少しだけ俯き加減なリミの姿があった。
「おはよー、りみ」
「おはよう、リミちゃん」
「う、うん……」
リミは挨拶を返すと、チラリと沙綾に視線をやって、それがバッチリ合ってしまうとまた慌てたように地面に視線を落とした。
昨日のアリサの蔵の時点で引っ込み思案な女の子だとは感じていた。きっと学校にいる時のクラベン系女子な有咲ちゃんってこんな風なんだろうな、とぼんやり沙綾は考える。
「私は違うクラスだから、あとはりみに案内してもらってくれな」
「そうなの?」
「そーだよ。香澄たちはみんな同じクラスで、私だけ違うクラス」
アリサはどことなく面白くなさそうな顔でそう言う。本当は同じクラスが良かったんだ、と頭の片隅で考えながら、沙綾は自分の知っているPoppin'Partyのみんなのことを思い出す。
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