160:名無しNIPPER[sage saga]
2019/05/25(土) 12:38:12.67 ID:YWfCY9A20
瞳を閉じる。このおかしな、ジョーシキじゃありえない日々を脳裏に呼び起こす。
暗い校舎、さびしい教室。
明るい校舎、にぎやかな教室。
こう比較すれば、一方が損ばかりをしているようにも見えてしまう。だけど、と沙綾は思う。
明るい場所じゃ星は見えない。暗い夜空だからこそ、星はより強い輝きを放つことが出来る。その星の瞬きに導かれて、私たちは大切で特別な人たちと巡り合うことが出来た。
だから、暗い場所にいたってきっと悪いことばかりじゃない。明るい場所にいたってきっと良いことばかりじゃない。どこにだって雨は降るし、光は射す。
その雨がいつまで降り続くかとか、終わりがどこにあるかだとか、光がいつやってくるのかとか、そんなことは分からない。でも、この手を引いてくれる大切な人がいれば、私たちは止まらない音楽(キズナ)を奏で続けるだろう。走り続けるだろう。
いつか全てが上手くいくなら、涙は通り過ぎる駅だ。そして……涙の雨が上がれば、そこには虹の橋がかかるんだ。
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