137:名無しNIPPER[sage saga]
2019/05/25(土) 12:19:14.26 ID:YWfCY9A20
妙に確かな輪郭を持った感覚。その気持ちの赴くままに、沙綾はみんなに別れを告げた。やけに改まった態度で「じゃあね」なんて言ったせいか、そこでもまたカスミが心配そうな顔をしていたのがやけに心に残った。
秋の夜空の下、瞬く星を見上げながら、いつの間にか見慣れていた街をひとり歩く。
気が付けば入れ替わってから一ヵ月と半分くらい。その半分以上は俯いて過ごしていたな、と沙綾は思う。
けれど今は移り変わる季節の風を感じられるし、星空だって見上げて歩くことが出来る。それもこっちの世界のみんなと、自分の世界のみんなのおかげだ。
Poppin'Partyの友達、優しくて温かな家族、名前も知らないけれど、学校ややまぶきベーカリーで沙綾を心配してくれた人たち……そのみんなのおかげだ。
ふと、夜空で星が大きく瞬いたような気がした。流れ星かな、とひとりごちって、ライオン丸くんのことを思い出した。
189Res/213.78 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20