134:名無しNIPPER[sage saga]
2019/05/25(土) 12:17:20.37 ID:YWfCY9A20
「父さん、そろそろ休んだ方がいいんじゃない?」
流れてくるギターサウンドに耳を傾けながら言う。
「いやな、本当に最近は絶好調なんだ。それにほら、お前が作詞作曲だろ、これ?」
そう返事をしながら、プレイヤーを指さした。沙綾はそれになんて応えればいいか分からなかったけど、多分こっちの世界だとそうなのだろうと思い、曖昧に頷く。
「だろ? だから、ほら、アレだ」それを照れからの行動と受け取ったのか、父も少し照れくさそうに言葉を続ける。「俺ひとりでやってるんじゃない。親子の共同作業だ。走り始めたばかりのチョコクロワッサンだ」
「なにそれ」
バンドリカレーパンとか、メタリカあんぱんとか、レッドホットドッグ(チリペッパー味)とか、それなら語呂も響きも良かった。だけど、流石に今にも動き出しそうなその命名は明らかにおかしい。そう思って沙綾は笑ってしまう。
「そんなことより、沙綾。お前はもっと夜遊びとかしてきていいんだぞ」
「父親のセリフとは思えないよ、それ」
「あー、まぁ、朝帰りとかは流石に俺も怒るぞ。けどほら、お前だって花の高校生なんだから……」
「はいはい、分かってるって」
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