128:名無しNIPPER[sage saga]
2019/05/25(土) 12:13:13.58 ID:YWfCY9A20
『ねぇ、沙綾ちゃん!』
ふと、声をかけられた。閉じていた瞼を開く。すると、目の前には香澄がいた。
『すごく綺麗な星空だね!』
ランダムスターを装備してる時みたいな、元気でまっすぐな笑顔がぱっと弾ける。沙綾も笑って頷く。
まるで夢の中にいるみたいだった。
『あの時を思い出すな……。トクン、トクンって鼓動が聞こえて、きっとそれが星のコドウで……トゥインクル♪ トゥインクル♪ ひーかーるー♪』歌いながら夜空を見上げ、両手を広げた香澄ちゃんがくるくると回る。
『ちょっと高い場所に来るだけで、けっこう綺麗に見えるのね……』いつもはそんな香澄ちゃんをたしなめる有咲ちゃんも、今日は少しうっとりとして夜空を見上げている。
『みんな、元気にやっとるかなぁ……たまには帰省せな……』りみちゃんも大人しくて、星に向けて小さく呟く。きっと遠く離れた故郷に想いを馳せているんだろう。
『星空の下でアコギ! 一回やってみたかった!』アコースティックギターを背負ってきてたたえちゃんは、逆にいつもよりもちょっとテンションが高めだ。ポロンポロンとアルペジオをつま弾いて、段々気分が乗ってストロークを激しくしていっている。
「うん、本当に綺麗……」
その輪の中に、沙綾もいる。常識で考えれば繋がってるハズなんてないのに、でも確かにみんなと繋がっていて、傍で一緒に星を見上げている。
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