107:名無しNIPPER[sage saga]
2019/05/25(土) 11:59:00.64 ID:YWfCY9A20
「……みんな、ありがとう」
自分を取り囲む大切な友達を順々に見やって、香澄はお礼を言う。眉間の皺はとっくになくなって、瞳には先ほどまでにない光が宿っていた。
「みんなのおかげで……書けると思う。ありがとう、有咲ちゃん、りみりん、たえちゃん」
「それでいいのよ、かすみん」
まっすぐにお礼を言われて、有咲は少し照れくさそうに、
「うむ。報酬(ギャラ)は指定の口座に振り込んでくれ、師匠」
りみはドヤ顔を浮かべながら、
「え、まだ自分、何もしてないっすよ?」
たえは不思議そうな顔をして、香澄に言葉を返す。
(沙綾ちゃんならどんな顔をするかな……)
今はここにいない、特別な友達のことを考える。するとすぐに、優しい笑顔をして『頑張ってね、香澄ちゃん!』と背中を押してくれる姿が浮かんだ。
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