【シャニマス】チョコしてもいいですか
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20:名無しNIPPER
2019/05/24(金) 22:16:25.47 ID:ERzHuNUU0
「へぇ意外ね」

「意外?」

「そう、意外だわって思ったの。智代子がそういうの積極的にやるなんて」
以下略 AAS



21:名無しNIPPER
2019/05/24(金) 22:16:55.55 ID:ERzHuNUU0
「この経験がいつか身を結ぶかもしれないわね。これから私たちは有名になるもの」

 夏葉ちゃんの宇宙の深淵のように輝く瞳に吸い込まれるぐらい、彼女に凝視されている。

「私たちはアイドルとして恋の歌を歌うかもしれない、私たちが女優として恋する少女の役をするかもしれない。その時、あなたはもう『恋』というものを知っている。あなたはそれを歌い、演じるのに有利になるのよ」
以下略 AAS



22:名無しNIPPER
2019/05/24(金) 22:17:41.25 ID:ERzHuNUU0
「智代子。私たちにはそのような未来が訪れる。だから、その時はあなたが私たちに『恋』をした時の感情を教えてほしいわ」

「……うん!」

 分かったことがある。
以下略 AAS



23:名無しNIPPER
2019/05/24(金) 22:18:33.03 ID:ERzHuNUU0
「でも、その出版社の方はよく智代子を選んだわね」

「えっ? それはどうして?」

「だって智代子は感情豊かだもの」
以下略 AAS



24:名無しNIPPER
2019/05/24(金) 22:19:05.31 ID:ERzHuNUU0
 自信満々だ。嘘なんかついていないって、本心でそう言ってるって分かってしまうほど、優しく心強い。だから、本当に嬉しい。

 気持ちがパーっと華やかになって心が温かくなる。じわーっと熱が広がる。

「自信を持って書いてみなさい! 感情豊かなあなたならきっと良い答えにたどり着けると思うわ! そう思ってあなたにオファーを出したのよ。私はそう思うわ」
以下略 AAS



25:名無しNIPPER
2019/05/24(金) 22:19:40.93 ID:ERzHuNUU0
 文章の方向性を決められる気がする。

 あっ……、そうだ。だったら、みんなの『恋』にしよう。そしてそれを聞いて、私が『恋』がどんなものか、自分の『恋』を最終的に見つけ出す。

 いいんじゃないかな? 面白そう!
以下略 AAS



26:名無しNIPPER
2019/05/24(金) 22:20:14.35 ID:ERzHuNUU0
「……そうね、アイドルかしら」

「えへへ、やっぱり!」

「なによ、分かってたんじゃない。そうよ、私は今アイドルに恋しているわ。いま、自分自身を高められる存在だもの。でも、好きなのはそんな私だけじゃない」
以下略 AAS



27:名無しNIPPER
2019/05/24(金) 22:20:53.27 ID:ERzHuNUU0
 夏葉ちゃんの頬がほんのりと赤くなってる。

「智代子。恥ずかしいから見ないでちょうだい」

「えぇと、ご、ごめんねっ!」
以下略 AAS



28:名無しNIPPER
2019/05/24(金) 22:22:51.06 ID:ERzHuNUU0
◆◆◆

「おーっす。ってアレ、今日はチョコだけか?」

「ちょこ先輩! おはよーございますっ!」
以下略 AAS



29:名無しNIPPER
2019/05/24(金) 22:23:30.90 ID:ERzHuNUU0
「恋?」

 樹里ちゃんは私の話を聞いて訝しげな表情を浮かべている。果穂はポカーンとした表情だ。

「そうなんだ。だから2人にも聞いておきたいなーって思って」
以下略 AAS



30:名無しNIPPER
2019/05/24(金) 22:24:05.15 ID:ERzHuNUU0
 私が話を切り出すと声色を落として、少しだけ赤く頬を染める。

「私だけじゃ書けないなぁと思って。じゃあみんなに聞いてみようって思ったんだ」

「ちょこ先輩も分からないんですかっ?」
以下略 AAS



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