30:名無しNIPPER
2019/05/24(金) 22:24:05.15 ID:ERzHuNUU0
私が話を切り出すと声色を落として、少しだけ赤く頬を染める。
「私だけじゃ書けないなぁと思って。じゃあみんなに聞いてみようって思ったんだ」
「ちょこ先輩も分からないんですかっ?」
「わ、分からないよぉ〜」
果穂に詰め寄られてえへへ、と両人差し指を合わせてくるくると回す。
「だって……少女漫画の世界しか知らないんだもん」
「まあ……そうだよな」
「だからね、参考にしたい! と思って。絶対に恋の価値観って人によって違うし、違うからこそ素敵なんだなと思うんだ」
私は息を吐いた。何だろう、すごく緊張してドキドキしてる。何でだろう。
分からないけど、このドキドキよりもっとドキドキするのが恋なんだろうなって勝手に解釈した。
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