一休「夜な夜な悪さをしているのは屏風の虎ではありません」 将軍「何?」
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12:名無しNIPPER[saga]
2019/05/19(日) 00:04:55.94 ID:V3yOkWnx0
「サムライよぉ、てめぇしつけぇなぁ」

「ワシはこれから城下町へ行ってニンゲンをしこたま食ってやるんだからよ、邪魔すんじゃねえ」


以下略 AAS



13:名無しNIPPER[saga]
2019/05/19(日) 00:05:24.04 ID:V3yOkWnx0
『この場所はですね、元々はあの世とこの世の境界だったんですよ』

『行くことは出来ても、帰ることは出来ない不可逆の境界』

『昔はそうだったんですよ、新右衛門さん』
以下略 AAS



14:名無しNIPPER[saga]
2019/05/19(日) 00:06:17.10 ID:V3yOkWnx0
そう、この場所は境界だ。

ここを超えられたら、人々が住まう城下町なのだ。

決して、決して通すわけには行かない。
以下略 AAS



15:名無しNIPPER[saga]
2019/05/19(日) 00:07:45.09 ID:V3yOkWnx0
化生の言葉通り、新右衛門は半死半生である。

刀を振るえるのも、あと一度が限度であろう。

たったの一度だ。
以下略 AAS



16:名無しNIPPER[saga]
2019/05/19(日) 00:08:26.19 ID:V3yOkWnx0
 



だが、それだけだった。
以下略 AAS



17:名無しNIPPER[saga]
2019/05/19(日) 00:09:13.38 ID:V3yOkWnx0



腹に刀が刺さった程度では化生は止まらなかった。

以下略 AAS



18:名無しNIPPER[saga]
2019/05/19(日) 00:11:07.81 ID:V3yOkWnx0
「拙者は、剣の道のみに溺れた愚者でござった」

「頭が良くなかったでござるよ」

「察しも悪く、一休殿の頓智を理解するのなんて、何時も最後で」
以下略 AAS



19:名無しNIPPER[saga]
2019/05/19(日) 00:11:45.28 ID:V3yOkWnx0

 



以下略 AAS



20:名無しNIPPER[saga]
2019/05/19(日) 00:45:12.01 ID:V3yOkWnx0
矢も槍も刀も化生を倒すことは出来なかった。

この化生は、仮に身体がバラバラになっても生き残ることができるのだ。

サムライが振るう武器で、倒せる道理がない。
以下略 AAS



21:名無しNIPPER[saga]
2019/05/19(日) 00:46:51.46 ID:V3yOkWnx0
数か月前。

安国寺にて外観和尚は小坊主たちを集めてこう言った。


以下略 AAS



22:名無しNIPPER[saga]
2019/05/19(日) 00:48:15.55 ID:V3yOkWnx0
「それって、食べるとどうなるんですか、和尚」

「食べるでないぞ、一休、呪いが薄まっているとはいえ、食べると確実に死ぬ」

「死ぬだけですか」
以下略 AAS



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