千歌「ポケットモンスターAqours!」 Part2
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97: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2019/05/12(日) 22:32:55.71 ID:DoNfZkVt0


    *    *    *





──音ノ木。頂上。

ここに来るのは何年振りだろう。

子供の頃に来た以来だ。

そして──


 「──キリュリシィィッ!!!!!」

穂乃果「キミに逢うのも……久しぶりかな?」


幼い頃、この音ノ木の頂上から、海未ちゃんと、ことりちゃんと一緒に、更に天の高いところを泳ぐレックウザを見た。


 「──キリュリリュリシィィッ──!!!!!」


レックウザは私たちに向かって、大きな啼き声を出して威嚇し──


 「キリュリシィィッ!!!!!!!」


そのまま、口から空気の砲弾を吐き出してくる。


穂乃果「! リザードン!」
 「ザードッ!!!!!!!!」


咄嗟にリザードンの火球で、攻撃を相殺、


穂乃果「待って! レックウザ! 私たちは戦いに来たわけじゃ……!!」


私は説得の言葉を投げかけるが、


 「キリュリリュリシィィィィィッ!!!!!!!!!」


制止の声は虚しく、レックウザは再び開いた口に“りゅうのはどう”の集束を始める。


 「ピッカッ!!!」


相手の闘気に反応したのか、一緒に乗っていたピカチュウがリザードンの頭部の辺りまで、その身を乗り出す。


 「キリュリシィィィィッ!!!!!!!!」

 「ピカッ!!!!!!!」


レックウザから放たれた“りゅうのはどう”とピカチュウの“エレキボール”が衝突して弾ける。

二つの攻撃が再び相殺し合う。レックウザは間髪居れず、身を捩って、


 「キリュリシィィィィ!!!!!!!」


こちらに向かって、飛び出してくる。


穂乃果「……!」


避ける……? でも敵対行動をしたいわけじゃないし……。

私の悩みを意にも介せず、突っ込んでくるレックウザ。



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