千歌「ポケットモンスターAqours!」 Part2
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◆tdNJrUZxQg
[saga]
2019/05/12(日) 17:57:29.13 ID:DoNfZkVt0
──なんだか……懐かしい夢を見た気がした。
理亞「──ねぇ……さま……」
目を開く──ぼんやりとする視界の先で、
ルビィ「理亞ちゃん……おはよう」
ルビィの顔があった。
理亞「…………」
私は、ルビィの膝の上で、目を覚ました。
そして──理解する。
理亞「……負けた」
辺りはバシャーモの炎熱によって、氷の結晶、一欠片すらも残さず溶かし尽くされたようだった。
理亞「……ルビィ」
ルビィ「ん?」
理亞「……あんた……なんでそんなに強くなってんのよ……」
ルビィ「……理亞ちゃんが居たからだよ」
理亞「……なにそれ」
ルビィ「ルビィの旅は……理亞ちゃんとの出会いから、始まって……理亞ちゃんを追いかけて、理亞ちゃんに負けないように、理亞ちゃんに想いを示すために……強くなって、ここまで来たんだよ」
理亞「…………」
ルビィ「ルビィ……そんなに強かった?」
理亞「……強かったわよ……バカじゃないの」
ルビィ「ふふ、そっか」
ルビィは微笑む。
ルビィ「……ねぇ、理亞ちゃん」
理亞「……なに」
ルビィ「ルビィが勝ったから……ルビィの言うこと聞いてくれる?」
理亞「…………そういう話だったから」
ルビィ「うん……ありがと。じゃあ……教えて」
ルビィは一呼吸置いて、問うてきた。
ルビィ「理亞ちゃん……本当はどうしたかった?」
理亞「……え?」
ルビィ「こういうやり方で……よかった?」
理亞「…………私は」
──私は、
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