千歌「ポケットモンスターAqours!」 Part2
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86: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2019/05/12(日) 17:56:43.12 ID:DoNfZkVt0


──なんだか……懐かしい夢を見た気がした。


理亞「──ねぇ……さま……」


目を開く──ぼんやりとする視界の先で、


ルビィ「理亞ちゃん……おはよう」


ルビィの顔があった。


理亞「…………」


私は、ルビィの膝の上で、目を覚ました。

そして──理解する。


理亞「……負けた」


辺りはバシャーモの炎熱によって、氷の結晶、一欠片すらも残さず溶かし尽くされたようだった。


理亞「……ルビィ」

ルビィ「ん?」

理亞「……あんた……なんでそんなに強くなってんのよ……」

ルビィ「……理亞ちゃんが居たからだよ」

理亞「……なにそれ」

ルビィ「ルビィの旅は……理亞ちゃんとの出会いから、始まって……理亞ちゃんを追いかけて、理亞ちゃんに負けないように、理亞ちゃんに想いを示すために……強くなって、ここまで来たんだよ」

理亞「…………」

ルビィ「ルビィ……そんなに強かった?」

理亞「……強かったわよ……バカじゃないの」

ルビィ「ふふ、そっか」


ルビィは微笑む。


ルビィ「……ねぇ、理亞ちゃん」

理亞「……なに」

ルビィ「ルビィが勝ったから……ルビィの言うこと聞いてくれる?」

理亞「…………そういう話だったから」

ルビィ「うん……ありがと。じゃあ……教えて」


ルビィは一呼吸置いて、問うてきた。


ルビィ「理亞ちゃん……本当はどうしたかった?」

理亞「……え?」

ルビィ「こういうやり方で……よかった?」

理亞「…………私は」


──私は、



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