千歌「ポケットモンスターAqours!」 Part2
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88: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2019/05/12(日) 17:58:45.33 ID:DoNfZkVt0

理亞「…………私は……もっと、皆が笑える方法で……ディアンシーに会いに来たかった」

ルビィ「……うん」

理亞「……でも、ねえさまが……私を抱えて、背負って、育ててくれた、ねえさまが……望んだから……私は……」

ルビィ「…………」

理亞「…………クリフでルビィから訊かれたこと」

ルビィ「……?」

理亞「どうしてあのとき、ルビィを入江に攫ったのか……ってこと」

ルビィ「……ぁ、うん」

理亞「あのとき……本当は、あの場で……ルビィに、ディアンシーに引き合わせて欲しかった……」

ルビィ「!」

理亞「そうしたら……こんな形にはならなかったのかな……って」

ルビィ「……」

理亞「ねぇ、ルビィ」

ルビィ「……なぁに?」

理亞「あのとき、頼んでたら……ディアンシーに会わせてくれた……?」

ルビィ「……うぅん。断ってたよ」

理亞「……そっか」

ルビィ「……うん。ルビィは──クロサワの巫女だから」

理亞「どっちにしろ……私はこうするしかなかったんだ」

ルビィ「……かもしれないね」

理亞「でも……もう、これで、全部終わり……私は負けたから……っ……」


自然と、涙が溢れてきた。

どこで間違えたのか。

いや……最初から、間違っていたのかもしれない。

ディアンシーに命を救われた、あの日、あのときから……。

そして、終わった……。

でも、ルビィは──



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