千歌「ポケットモンスターAqours!」 Part2
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72: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2019/05/12(日) 17:35:17.45 ID:DoNfZkVt0

聖良が空から私を見上げながら、話しかけてくる。


果南「でも、ギラティナ嫌がってるじゃん!!」


嫌がってるし、攻撃をされて混乱している。

あちこちを無茶苦茶に飛び回り、ギラティナが啼き声をあげるたびに、

足場が出たり消えたり、重力が上下反転したりしている。

ギラティナがこの世界の掌握の鍵と言うのはどうやら事実らしいけど、正直あんな風に追い回していい存在だとは思えない。

まさに人の手に負えるようなポケモンじゃない。


果南「く……せめて、飛べるポケモンは連れてくるべきだった……!!」


鞠莉の言う通り、スワンナを連れてくるべきだったかもしれない。

とは言っても、飛行するにもどこからどこが地面で、どこからどこが空なのかよくわからない空間でうまく飛行出来るのかはわからないけど……。

聖良は器用にも、この理不尽な空間の癖を即座に暴き、うまく飛行している。

クロサワの入江では、ほとんどパルキアとディアルガの指示に時間を割いていて、まともなバトルにはならなかったが、彼女は頭も良く、相当な実力者なんだろう。

このままじゃ、追いつけない。


果南「くっそ……!!」


私は一旦足を止めて、考える。


果南「……ん?」


そこで気付く。猛スピードでギラティナを追って遠ざかっている聖良と、あまり距離が離れていかない。


果南「……なるほど」


ここではどうやら速い≠速いのようだ。


果南「ヤドラン!」
 「ヤド……?」


私はヤドランを繰り出す。

距離が変わらないなら、遅いヤドランを使っても変わらない。


果南「ヤドラン! “サイコショック”!!」
 「ヤード……」


ヤドランが念動力で作り出したブロックを聖良に向かって飛ばす。

──が、


理亞「チリーン!! “サイコショック”!!」
 「チリリィーーン!!!!」

果南「!」


理亞が浮いてる足場の影から飛び出して、私の攻撃と相殺させてくる。


理亞「ねえさまの邪魔をするな……!!」

果南「く……」



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