千歌「ポケットモンスターAqours!」 Part2
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◆tdNJrUZxQg
[saga]
2019/05/12(日) 17:32:42.90 ID:DoNfZkVt0
千歌「──ん……」
──何か夢のようなものを見ていた気がする。
クロサワの祠から、開けてもらったホールを潜り抜けて、この場に辿り着くまで、
一瞬──永遠のような夢の中で……何かお話を聞いていた気がする。
──私は目を開いた。
千歌「──ここが……」
ルビィ「……やぶれた世界」
ルビィちゃんと二人で辺りを見回す。
そこは異様と言う他ない空間だった。
地面は浮き、その下には空が見える。
壁は床で、床は天井、天井は床になっている。
滝は下から上に落ちていて、見えない足場が見える。
自分でも何を言っているかわからないけど、“そう”なのだ。
ただ、それがおかしいものだとは何故か感じない。
この世界ではそれが常識だと言うことが感覚的にわかる。そんな世界。
ルビィ「千歌ちゃん」
千歌「……うん、進もう」
私たちはこの不思議な空間を進んでいく……。
* * *
──やぶれた世界、奥部。
「──ギシャラーーーーー」
見たこともないポケモンが周囲の足場の周りを高速で飛んでいる。
そのポケモンに向かって、
聖良「プテラ!! “ストーンエッジ”!!」
「プテァァァ!!!!!!」
聖良が攻撃を撃っている。
果南「聖良っ!! これ以上、そのポケモンを狙わないでよ!!」
聖良「そういうわけには行きません。この世界の掌握はギラティナあってこそなんですから」
さっきからギラティナと呼ばれたポケモンを追い回している。
私はそんな聖良を壁を走りながら追いかけている。
聖良「巻き込んでしまったのは謝りますが、果南さんこそ邪魔をしないで貰えませんか?」
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