千歌「ポケットモンスターAqours!」 Part2
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◆tdNJrUZxQg
[saga]
2019/05/12(日) 13:21:03.96 ID:DoNfZkVt0
千歌『──私、あの人の夢の話を聞いたんです。真っ直ぐな夢を、想いを、気持ちを……もしかしたら全部嘘だったのかもしれないけど……でも、私はそれが全部嘘だったとは思えない。聖良さんは、大きな力を手に入れて、それを見失ってるんじゃないかって……』
千歌「私が聞いた聖良さんの夢は純粋で……素敵だなって思った。それを達成するために頑張ってるのはすごいと思う。だけど……こんなやり方は間違ってる。私はそれを言いに行かなくちゃ……!!」
そして止めないと。
ダイヤ「……わかりました。それでは突入はルビィと千歌さんのお二人で──」
曜「ま、待って!」
ダイヤさんの決定に曜ちゃんが割り込む。
曜「別に人数の制限とかないよね!? だったら、私も行く……!! 千歌ちゃんやルビィちゃんは行かせて、自分は待ってるなんてできないよ!!」
善子「曜」
曜「何……!?」
善子ちゃんは何を思ったのか、しゃがみこんで──曜ちゃんの脚を指で軽く突っつく。
曜「──っ゛!?」
すると曜ちゃんは声にならない声をあげながら、善子ちゃん同様にしゃがみこんでしまった。
千歌「曜ちゃん!?」
善子「あんた、立ってるのもやっとでしょ」
曜「っ゛……よ、善子ちゃん、いつから、気付いて……」
善子「あれね……メガシンカ。素人が一日に2回も3回もやっていいもんじゃないみたいね。曜、あんた飛空挺の中でもメガシンカ使ったでしょ?」
曜「つ、使った……けど……」
そう言って善子ちゃんはそのまま尻餅をつく。
善子「私と曜は今日だけで2回メガシンカを使ってる。……あれ、トレーナーにも大きな負担がかかるみたいでね、そのせいで全身が酷くだるいのよ。立ってるのがやっと。正直、これ以上戦闘に出るのは無理よ」
曜「ぅ……」
善子「だから、私はパス。曜も、わかった?」
曜「……」
項垂れる曜ちゃん。私はそんな曜ちゃんの前にしゃがみ込み、手を握って、
千歌「曜ちゃん……大丈夫、絶対戻ってくるから」
そう誓う。
曜「千歌ちゃん……約束だよ……?」
千歌「うんっ! 指切りでもする?」
曜「……うぅん。千歌ちゃんは約束破ったりしないから……ここで待ってる」
千歌「……うん、ありがと、曜ちゃん」
私は曜ちゃんにお礼を述べる。
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