千歌「ポケットモンスターAqours!」 Part2
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63: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2019/05/12(日) 13:21:03.96 ID:DoNfZkVt0

 千歌『──私、あの人の夢の話を聞いたんです。真っ直ぐな夢を、想いを、気持ちを……もしかしたら全部嘘だったのかもしれないけど……でも、私はそれが全部嘘だったとは思えない。聖良さんは、大きな力を手に入れて、それを見失ってるんじゃないかって……』


千歌「私が聞いた聖良さんの夢は純粋で……素敵だなって思った。それを達成するために頑張ってるのはすごいと思う。だけど……こんなやり方は間違ってる。私はそれを言いに行かなくちゃ……!!」


そして止めないと。


ダイヤ「……わかりました。それでは突入はルビィと千歌さんのお二人で──」

曜「ま、待って!」


ダイヤさんの決定に曜ちゃんが割り込む。


曜「別に人数の制限とかないよね!? だったら、私も行く……!! 千歌ちゃんやルビィちゃんは行かせて、自分は待ってるなんてできないよ!!」

善子「曜」

曜「何……!?」


善子ちゃんは何を思ったのか、しゃがみこんで──曜ちゃんの脚を指で軽く突っつく。


曜「──っ゛!?」


すると曜ちゃんは声にならない声をあげながら、善子ちゃん同様にしゃがみこんでしまった。


千歌「曜ちゃん!?」

善子「あんた、立ってるのもやっとでしょ」

曜「っ゛……よ、善子ちゃん、いつから、気付いて……」

善子「あれね……メガシンカ。素人が一日に2回も3回もやっていいもんじゃないみたいね。曜、あんた飛空挺の中でもメガシンカ使ったでしょ?」

曜「つ、使った……けど……」


そう言って善子ちゃんはそのまま尻餅をつく。


善子「私と曜は今日だけで2回メガシンカを使ってる。……あれ、トレーナーにも大きな負担がかかるみたいでね、そのせいで全身が酷くだるいのよ。立ってるのがやっと。正直、これ以上戦闘に出るのは無理よ」

曜「ぅ……」

善子「だから、私はパス。曜も、わかった?」

曜「……」


項垂れる曜ちゃん。私はそんな曜ちゃんの前にしゃがみ込み、手を握って、


千歌「曜ちゃん……大丈夫、絶対戻ってくるから」


そう誓う。


曜「千歌ちゃん……約束だよ……?」

千歌「うんっ! 指切りでもする?」

曜「……うぅん。千歌ちゃんは約束破ったりしないから……ここで待ってる」

千歌「……うん、ありがと、曜ちゃん」


私は曜ちゃんにお礼を述べる。



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