千歌「ポケットモンスターAqours!」 Part2
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62: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2019/05/12(日) 13:18:32.87 ID:DoNfZkVt0

鞠莉「そして、パルキアへ直接指令を送れるアイテムもある」

ダイヤ「……ディアルガに対応する、“こんごうだま”が手元にないのは痛いですが……どうにか──」

鞠莉「いや、あるヨ」

ダイヤ「え?」


そう言って鞠莉さんは、バッグからもう一個宝玉を──“こんごうだま”を取り出した。


ダイヤ「い、いつの間に!?」

鞠莉「ふふん♪ 聖良たちが消える直前、聖良たちの方にマフォクシーが攻撃したでしょ?」

ダイヤ「……ラグラージを凍らせていた、フリージオへの攻撃のことですわね」

鞠莉「……さて、マフォクシーの特性はなんでしょう?」

ダイヤ「……! “マジシャン”ですか! 攻撃の際に、相手の道具を奪う特性……!」

鞠莉「Exactly! その通りでーす!」

曜「……えーと、つまり……」

善子「“やぶれた世界”に行くための準備は出来てる……ってことじゃない……!!」

梨子「……でも、問題は……」

花丸「誰が行くか、ずらね」

ダイヤ「もちろんわたくしたちが……と言いたいところなのですが」

鞠莉「……少なくとも二人は、ここでディアルガとパルキアに指示を出しながら、“やぶれた世界”への出入り口を拡げる役割がある」

ダイヤ「“しらたま”と“こんごうだま”を使って、直接指示を出すのですが……これはまだ、わたくしたちには未知の道具です。正常に操るには出来るだけ実力のある人間の方がいいでしょうし、体にどんな影響があるかもわからない。ですから、これはわたくしと鞠莉さんが担当します」


となると……突入するのは、私たち6人の中から──


ルビィ「ルビィが行く」


真っ先に名乗りをあげたのは、ルビィちゃんだった。


善子「は!? ルビィ、あんたホンキ!?」

ルビィ「うん。これがディアンシー様を廻る問題なら、クロサワの巫女であるルビィには、見届ける義務があると思う」


ルビィちゃんは力強い瞳でそう言う。


ダイヤ「ルビィ……」

ルビィ「それに理亞ちゃんのことも放っておけない……こんなやり方でディアンシー様に会っちゃ……ダメだよ」

ダイヤ「…………。……まさか、ルビィが自分から言い出すなんて……成長しましたわね」

ルビィ「……お姉ちゃん」

ダイヤ「……わかりました。ルビィ、お願いしますわ。あとは──」

千歌「──私も行きます」


私はそう言って一歩前に出る。


ルビィ「千歌ちゃん……!」

ダイヤ「理由は……セキレイシティで言っていたことですわね」

千歌「はい」


セキレイシティで言ったこと──



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