千歌「ポケットモンスターAqours!」 Part2
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58: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2019/05/12(日) 13:08:44.80 ID:DoNfZkVt0

千歌「……果南ちゃんは?」


私は辺りをキョロキョロと見回す。


鞠莉「……っと、そうだ。遊んでる場合じゃない」

ダイヤ「……全く」

鞠莉「皆、付いてきて」


鞠莉さんに促され、私たちは入江の中へと歩を進める。





    *    *    *





入江の中に入ると、中は戦闘の後であちこちが凹んだり、崩れたりしていた。

ただ、そんな痛ましい状況に負けないような荘厳な存在感を放っている物体に目を引かれる。


梨子「あれは……祠、ですか?」


皆の視線の先にあるのは、たくさんの宝石を装飾された、絢爛豪華な祠の姿。


ルビィ「お姉ちゃん……いいの……?」

ダイヤ「……状況が状況ですから。──……ここは、クロサワ家に伝わる、ディアンシー様を祀っている祠ですわ」

千歌「ディアンシー……」

曜「ディアンシー……って、確か……」

花丸「ウラノホシの御伽噺に出てくる、メレシーの女王様のことずら」


また、ディアンシーの名前が出てきた。


善子「んで、それとここにいない果南と何が関係してるのよ? まさか、この祠の先に居るとか言わないでしょうね」

鞠莉「Yes. 善子、その通りよ」

善子「……はぁ?」

梨子「どういうことですか……?」


皆で祠に目を配るけど……とてつもなく豪華と言うことを除けば、特に変なところはなく、奥に空間がありそうとかそういう感じはしない。


ダイヤ「正確には、果南さんはここから……違う世界に連れて行かれてしまった。と言ったところでしょうか」

千歌「違う世界……?」

鞠莉「どうして、聖良がパルキアとディアルガを呼び出したのか……その理由がやっと判明した」


そう言って、鞠莉さんは自身の赤い図鑑を開いて私たちに見せてくる。

そこには──見たことのないポケモンのデータが表示されていた。

 『ギラティナ はんこつポケモン 高さ:4.5m 重さ:750.0kg
  常識の 通用しない この世の 裏側にあると 言われる
  破れた世界に 生息する。 鏡面から 静かに 現実世界を
  見守っていて 時折 古い 墓場などに その姿を 現す。』



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