千歌「ポケットモンスターAqours!」 Part2
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55: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2019/05/12(日) 13:04:25.86 ID:DoNfZkVt0


    *    *    *





花丸「ルビィちゃーん!!」

ルビィ「! 花丸ちゃーん!」


上空から、花丸ちゃんがフワライドに乗って降下してくる。

一方で手を振るルビィちゃんの足元では……。


 「グラルゥ……zzz」


先ほどの大立ち回りが嘘のように、グラードンは身を縮こませて眠り始めていた。


善子「……こいつは突然暴れだしたりは……しないわよね」


おっかなびっくり足元で寝ているグラードンに手を触れる善子ちゃん。


ルビィ「大丈夫だと思う。ホントはずっとルビィと一緒に居た子だし……」

善子「ずっと一緒に居た……?」

ルビィ「うん……ずーっと、ルビィの中で……ルビィのこと守ってくれてたんだよ」

善子「……なんかよくわかんないけど……堕天使っぽくていいわね、それ」

ルビィ「とりあえず、疲れて眠っちゃったからボールに入れてあげようかな……」


ルビィちゃんは花丸ちゃんの手を借りて、フワライドに足場を移しながら、黄緑色のフレンドボールを取り出した。

それを見て、私と善子ちゃんも再び自分の鳥ポケモンたちに掴まって、飛翔する。


ルビィ「ありがとう、グラードン……ゆっくり休んでね」


そう言ってルビィちゃんがボールを押し当てると、グラードンはそのままボールに吸い込まれていった。


曜「千歌ちゃーん!! みんなー!!」


下から声がする。曜ちゃんの声だ。

目を配らせると、ホエルオーがゆっくりとこっちに向かって泳いできていた。

全員でゆっくりとホエルオーの方へと飛んで行く……っと、その前に……。

私はグラードンが隆起させた、“だんがいのつるぎ”の方へと飛んでいき、

──その上で静かになった、パルキアのボールを手に取り、


千歌「もう、あんな風に暴れちゃダメだよ?」


そう言葉を掛けてから、ボールをポケットに入れた。

改めて、私も皆と合流するためにホエルオーの方へ、ゆっくりと降りていく。

ホエルオーの上では、先に合流したルビィちゃんが梨子ちゃんと話しているところだった。



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