千歌「ポケットモンスターAqours!」 Part2
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◆tdNJrUZxQg
[saga]
2019/05/18(土) 00:01:00.34 ID:x2+V1vVn0
そこを通して外から、果南ちゃんの声が聞こえてる。
千歌「どうにか……ね……っ」
果南「……まだやる?」
千歌「もちろん……っ……!!」
果南「そ。……それ聞いて安心した……!!」
「ラァァーーーグッ!!!!!!!」
ラグラージの鳴き声、そして穴の先から、ラグラージの大きな拳が再びみずエネルギーを充填している姿が見える。
果南「ラグラージ……行くよ!!!!」
「ラァァァァァァァァグッ!!!!!!!!!!!」
──“アクアハンマー”が来る……!!
「バクフ」
バクフーンが小さく鳴いて、私の方を見る。
千歌「大丈夫……」
私は傍らのバクフーンを撫でた。
千歌「……私は最後まで、諦めない」
勝負が完全に決着する、その瞬間まで。
「バクッ」
バクフーンが頷く。
千歌「いつだって……二人で励ましあって……最後まで戦ってきたもんね……」
「バクッ!!!!」
バクフーンの背中から爆炎が噴き出す。
千歌「懐かしいね、この状況……まるで、キミがヒノアラシだったとき、初めてクロサワの入江で出会ったときみたいだね……」
「バクフッ!!!!!!」
あのときは私は外にいたけど、
千歌「今は……一番そばで一緒に戦ってるね……」
「バクフッ!!!!!!!!!!」
背中の炎が一気に火力を増す。
千歌「──私のことは気にしなくていいっ!!!!! 全力の炎でぶっ飛ばせ!!!!!!」
「──バクフーーーーーーーーーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
果南「ラグラージ!!!! “アクアハンマー”!!!!!」
「ラァァァァァァグッ!!!!!!!!!!!!」
千歌「バクフーン!!!!!! “ふんか”!!!!!」
「バクフゥゥゥゥゥゥーーーーーーンッ!!!!!!!!!!!!!!」
上から迫る、水撃の拳と、下から噴き出す、業火の炎がぶつかり合う。
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