千歌「ポケットモンスターAqours!」 Part2
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◆tdNJrUZxQg
[saga]
2019/05/18(土) 00:00:06.73 ID:x2+V1vVn0
千歌「……行くよ……!!」
「バクッ!!!!!!」
──私はバクフーンと一緒に走り出す。
果南「! まだ動けるのか……!!」
「ラァァーーグッ」
果南「“アクアハンマー”は自分への反動もでかいから何発も連発出来ないし、チャージも必要だから無防備になる……一発で仕留めたかったんだけど」
千歌「“かえんほうしゃ”ァ!!!」
「バクフーーーーッ!!!!!!」
バクフーンから噴き出す火炎。
だが、
「ラグッ!!!!!」
またラグラージが拳で掻き消す。
千歌「っく……!!」
果南「……こうなったら、動き封じてもう一回やるしかないよね!!」
千歌「!?」
果南「“じしん”!!!」
「ラァァーーーーグッ!!!!!!!!」
ラグラージが両の拳を思いっきり地面に叩き付け、床を粉砕しながら、大地を大きく揺する。
千歌「ぐっ!!?」
「バクフッ!!!」
バクフーンともどもバランスを崩す、そこに向かって更に──
果南「“いわなだれ”!!!」
「ラァァァーーーーグッ!!!!!!!」
粉砕した床を構成する岩石が雪崩れのように襲ってくる。
千歌「……!!!」
もうすでに満身創痍の私たちは避けることもままならず──
“いわなだれ”に飲み込まれる。
千歌「──ぐ……」
「バク、フーーーンッ……!!!!!」
気付くと、
バクフーンが私の上に覆いかぶさるようにして、岩から庇ってくれていた。
千歌「バク、フーン……あり、がと……」
「バク……」
周囲は岩に飲まれ、ほとんど身動きが取れない。
岩がない部分は天に一箇所だけ小さく見える穴だけだ。
果南「──千歌、生きてる?」
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