千歌「ポケットモンスターAqours!」 Part2
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◆tdNJrUZxQg
[saga]
2019/05/17(金) 23:56:38.46 ID:dd6+2abs0
果南「全部のみずのエネルギーを──拳に集めろ!!!」
どんどん、みずのエネルギーがラグラージの拳に集束していくのが目に見えてわかる。
千歌「……!!」
──あ、ヤバイ。
脳が警鐘を鳴らし始める。
この技はヤバイ。
直感でわかった。
果南「──ぶっとばせぇぇぇぇ!!!!!! “アクアハンマー”!!!!!!!」
「ラァァァァァァァァァグッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
──…………。
…………。
千歌「…………?」
気付いたときには、空が見えた。
千歌「な、にが……」
全身が痛い。
どうにか身を起こすと、
「バ、ク……ッ」
バクフーンが倒れている。
バトルフィールドの奥の方で戦っていたはずなのに──私たちはフィールドの入口辺りに居た。
千歌「吹っ飛ば……された……っ」
遠くに居るラグラージに目をやると、
「ラ、グ……ラグゥ……!!!!」
息を切らしたラグラージ、そしてそのラグラージの前方は爆弾でも落ちてきたのかとでも言わんばかりに、ラグラージの拳が炸裂した場所を中心に半球状に床が抉り取られている。
千歌「何、その……威力……っ」
ラグラージへの反動も大きいようだが、本当にとんでもない威力の技だった。
果南「ピカチュウの“ボルテッカー”を拳だけに集めて放つ技“ボルテッ拳”……それを参考にして作った技。本来“アクアテール”で使うエネルギーを“アームハンマー”に集束して、ね。……私たちだけのこの技に付けた名前は──“アクアハンマー”」
──のしのしと前方からラグラージが歩いてくる。
千歌「っ゛……バクフーン……っ!! 立てる……っ……?」
「バ、クフーーーンッ……!!!!!」
バクフーンが力を振り絞り立ち上がる。
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