千歌「ポケットモンスターAqours!」 Part2
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◆tdNJrUZxQg
[saga]
2019/05/17(金) 23:47:04.81 ID:dd6+2abs0
私は立ち上がり、最後のボールを構える。
果南ちゃんも同様にボールを構え──
果南「お互い残るポケモンは最後の一体」
千歌「……うん」
果南「千歌の最後の手持ちはバクフーンだよね」
千歌「そうだよ。果南ちゃんは?」
果南「ラグラージだよ。……なんの因果かね、お互い最後は最初に貰ったポケモンで決着をつけることになるみたいだね」
「ラグッ……!!!!!」
ラグラージがボールから飛び出す。
──最初に貰ったポケモン、と言うことは果南ちゃんはミズゴロウを貰って旅に出たということだろう。
千歌「バクフーン、行くよ!」
「バクフーーー!!!!!」
私もバクフーンを繰り出す。
果南「千歌……これが本当に最後だ」
千歌「うん」
果南「一切の手加減なしの全力のぶつかり合い……!!」
果南ちゃんが左耳に掛かってた髪を手でかきあげると──そこには、貝殻の装飾のされたピアスがしてあった。
そして、その貝殻ピアスの内側に留められている珠が──七色に光る。
キーストーン。メガピアスが光っている。
果南「ラグラージ!! メガシンカ!!!」
「ラァァァーーーグ!!!!!!!!」
ラグラージが光に包まれ──
「──ラグゥッ!!!!!」
元から逞しかった身体は更に筋骨隆々となり、その中でも腕がより一層発達して、巨大になる。
果南「……さあ、全力で掛かってきな!!! 千歌!!!」
千歌「……行くよ!!! バクフーン!!!」
「バクフーーーー!!!!!!!!!」
本当に本当の最後の一騎打ちの火蓋が──切って落とされた。
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