千歌「ポケットモンスターAqours!」 Part2
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◆tdNJrUZxQg
[saga]
2019/05/17(金) 23:33:07.17 ID:dd6+2abs0
果南「“ドわすれ”は痛みすら忘れる技。そんな攻撃じゃダメージにならないよ」
千歌「……ぐ、“はどうだん”!!」
「グゥォッ!!!!」
ルカリオから放たれた“はどうだん”が直撃するが、
「ヤドォ……」
果南「無駄だって!」
ヤドランにはほとんどダメージがない。
果南「ま……“ドわすれ”はその分動きが更に鈍くなっちゃうのは玉に瑕だけど……」
千歌「……へー」
果南「……? 千歌、なに笑ってんの?」
千歌「……ふふん、いいこと聞いたと思って」
果南「……。千歌がそういう顔するときって大体ロクでもないこと考えてるんだよね。ヤドラン!! ルカリオが何かしてくるよ!!」
「ヤァン……?」
果南「“ドわすれ”はもういいから!」
果南ちゃんはルカリオと私の動きをじっと見つめて確認する。
果南「……何してくるつもり? 千歌……!!」
──ヒュルルルルルルル。
果南「……? え、何この音?」
漫画にでも出てくるような、何かが落ちてくるような音があたりに響く。
その間も果南ちゃんは、私たちから目を離さない。
果南「何が落ちて…………──落ちてきてる!!!?」
果南ちゃんがハッとした顔で上を見上げた瞬間、
──ゴツンッ!!!
「ヌオッ!!!!!」
「ヤドッ!!!!!?」
頭上から落ちてきたヌオーの頭が、ヤドランの頭に直撃した。
二匹はそのまま、バタリと昏倒した。
千歌「ナイス!! フローゼル!!」
「ゼ、ゼルゥッ!!!!!」
息も絶え絶え、ボロボロな状態のフローゼルが滝を降りながら、私に返事をしてくる。
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