千歌「ポケットモンスターAqours!」 Part2
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◆tdNJrUZxQg
[saga]
2019/05/17(金) 23:26:02.42 ID:dd6+2abs0
ゆっくりではあるが、ヌオーが“たきのぼり”でフローゼルを追いかけ始めている。
もしこのままの状態で上側のフロアにヌオーが辿り着いてしまえば、お互いフローゼルにもヌオーにも指示が出来ない状態になってしまう。
五分の状態になれば、結局パワー負けすることが目に見えている。
だが、もうフローゼルは指示が届かない場所まで上昇してしまっている。
かえって、逃がしたことが仇になった。
気付いて、引き返してくれればいいけど……。いくらなんでも、それは都合が良すぎる。
とにかく……。
空中を旋回する、ムクホークに視線を戻す。
「ピィィィィ!!!!!!」
高速で飛び周りながら指示を待つムクホーク。
高速軌道で回避体勢の今、どうにか次の作戦を考えなくちゃ──
「──ピィィィィ!!!!!!?」
千歌「え!?」
ムクホークの悲鳴があがる。
原因は──見ていたからわかる。
「グドラッ……!!!!」
キングドラによる狙撃だ。
千歌「ムクホークッ!!」
「ピ、ピィィィィ!!!!!!!」
ダメージは負ったものの、どうにか無事で安堵する。
だが……。
千歌「あの動き回ってる、ムクホークを狙い撃ちしたの!!? 下から!!?」
果南「キングドラは“スナイパー”だよ。あれで回避してるつもりなの?」
果南ちゃんが得意気に言う。
「グドラ……!!!」
キングドラが再び狙いを定めてくる。
──もうダメだ、考えてる暇がない。
千歌「“すてみタックル”!!!」
「ピィィィィ!!!!!!!!!!」
避けられないなら、“すてみ”で戦う他ない。
ムクホークが十八番の突進攻撃で、空から一直線にキングドラに向かって急降下する。
果南「“ハイドロポンプ”!!!」
「グドラァーーー!!!!!!!」
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