千歌「ポケットモンスターAqours!」 Part2
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39: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2019/05/12(日) 06:04:09.39 ID:DoNfZkVt0

普通なら、長いと言う程長くはないですが……。


鞠莉「それに加えて、近くに他のポケモンが居ないことが条件になる……狙いを定めないとスナッチが上手く成功しない」

ダイヤ「時間を跳躍できるポケモン相手に5秒掛かるのは……相性が悪いですわね」


そうなると不意を付くしか方法はない。


鞠莉「…………」

ダイヤ「鞠莉さん?」

鞠莉「……ん、ああ、ごめん。ちょっと考え事してた」

ダイヤ「……?」

鞠莉「それより、ダイヤ。いい作戦を思いついたわ」

ダイヤ「本当ですか?」

鞠莉「ただ、ちょっと準備に時間がかかるから……しばらく、一人で時間稼ぎとか出来る?」

ダイヤ「承知しましたわ」

鞠莉「……じゃあ、ちょっとお願いね!!」


そう言って、鞠莉さんは分かれ道のところで、わたくしとは別の道へと走っていく。


ダイヤ「そうと決まれば、わたくしはしっかりひきつけないとなりませんね……!!」


足を止め、背後を振り返る。


 「ディガァァァァーーーーーー!!!!!!!!」


ディアルガは身体のサイズ的に通れないような狭い入江内の通路を無理矢理壊しながら、こちらを追ってきている。

止まったわたくしを見て、口にエネルギーの収束を始める。

チャージを見る限り、真っ赤なエネルギー弾。

ですが……。


ダイヤ「防御はわたくしの専売特許ですわ!! ボルツ!!」
 「メレ……」


わたくしはメレシーのボルツを繰り出す。


ダイヤ「“ひかりのかべ”!!」
 「メレッ!!!!」

 「ディガアアァァァーーー!!!!!!!」


ディアルガの口から撃ちだされる球状のエネルギー弾。

サイズが大きいですが、恐らく“はどうだん”。

ボルツが作り出した、エネルギーを弾く“ひかりのかべ”にぶつかり、“はどうだん”が音を立てて火花を散らす。


ダイヤ「……っ!! さすがにすごい火力ですわね……!!」
 「メレッ」


普通の“はどうだん”程度なら、余裕で掻き消せているはずなのに……!!


 「ディガァァァァァァ!!!!!!!」


ディアルガはその後ろから、“はどうだん”ごと踏み潰す勢いで、前脚を降らせてくる。



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