千歌「ポケットモンスターAqours!」 Part2
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387: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2019/05/17(金) 18:48:02.79 ID:dd6+2abs0

海未「……そうこなくては!! “ハイドロポンプ”!!」

千歌「!」

 「ケンキィッ!!!!」

 「バクフッ!!!!」


ツノを掴んで無理矢理止めたところに、至近距離から“ハイドロポンプ”。

バクフーンは攻撃が直撃し、フィールドの後方まで一気に吹っ飛ばされる。


海未「畳み掛けなさい!! “アクアテール”!!」

 「ケンキッ!!!」


吹っ飛んだバクフーンに飛び掛かるように、追撃を仕掛けてくる。


千歌「バクフーン!! 走って!!」

 「バクフッ!!!!!」


バクフーンはすぐに起き上がり、私の背後を迂回しながら走り出す。

バクフーンが飛び出したすぐ後に──

──ビシャンッ! と音を立ててダイケンキの縦薙ぎ尻尾が床を打つ。


海未「“アクアジェット”!!」

 「ケンキッ!!!!」


海未師匠は攻撃を外しても冷静に追撃の手を打ってくる。


千歌「こっちも加速!! “ニトロチャージ”!!」

 「バクフーー!!!!」


二匹が走り回る中、考える。

ダイケンキは武器であるアシガタナと、自身の持っている鎧で攻撃を防ぐ、攻防のバランスが両立したポケモン。

それに加え単純にみずタイプであることも考えるとバクフーンの攻撃は遠距離でも近距離でも対応されてしまう。

じゃあ、どうするか……。


 「バクフッ!!!!」

 「ケンキッ!!!」


思案しながら、フィールドを駆ける二匹を目で追う。

その際──最初に斬り裂いたアシガタナが目に入る。

……相手が丈夫な鎧を持っていても、バクフーンの炎熱をしっかり伝えれば、攻撃は通る。

──梨子ちゃんとの戦いのときもそうだったけど、炎と言うのは分厚い壁などには正直あまり強くない。

炎が散ってしまうからだ。

対象全体を飲み込むほどの火力があれば別だけど、炎は壁に当たるとすぐに直進能力を失ってしまう。

普通の物理的な攻撃と違って、炎そのものに重さがあるわけじゃないからだと思う。

ただ……そんな炎でもって、梨子ちゃんとの勝負には勝利した。

そして、そこから一つのアイディアを思いつく。


千歌「……やってみる価値はある」

 「バクッ!!!」



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