千歌「ポケットモンスターAqours!」 Part2
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◆tdNJrUZxQg
[saga]
2019/05/17(金) 18:44:08.73 ID:dd6+2abs0
攻撃が交わる瞬間、炎熱で焼ききれる前にダイケンキは刀を引き、
「バクッ!!!?」
そして、目にも止まらぬスピードでバクフーンの籠手に当たる部分を上から叩く。
千歌「っ!! 速い……!!」
籠手を撃たれ、僅かに姿勢の崩れたバクフーンの喉元に──
「ケンキッ!!!!」
ダイケンキのアシガタナが横薙ぎに一閃。
「バクフッ!!!!!」
だが、バクフーンもただでは食らわない。
無理矢理、上半身を仰け反らせることによって、攻撃はバクフーンの首の皮一枚のところを薙ぐだけに終わる。
「ケンキッ!!!!」
しかし、ダイケンキの“れんぞくぎり”は終わらない。横薙ぎに抜けた一閃がすぐに切り返して戻ってくる。
千歌「“ねっぷう”!!」
「バクフッ!!!!」
「ケンキッ!!!」
だが、それが届く前にバクフーン体毛が爆発し、激しい“ねっぷう”を生み出す。
爆風を目の前で受け、ダイケンキが怯んだところに──
千歌「“ほのおのパンチ”!!」
「バクフーーー!!!!」
炎を纏った拳を打つ。
その拳は──
──ガキンッ!
千歌「!」
「ケンキッ」
ダイケンキの前足の鎧に防がれる。
海未「“メガホーン”!!」
「ケンキッ!!!!」
そして、鋭いツノをバクフーンの鳩尾辺りに向かって、突き立ててくる。
千歌「……掴めっ!!」
「バクフッ!!!」
バクフーンは身を引きながら、そのツノを両手で掴む。
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