千歌「ポケットモンスターAqours!」 Part2
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376: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2019/05/17(金) 17:35:30.94 ID:dd6+2abs0

ツバサさんの言う通り、ルカリオが立っているのは壁だ。

空中を自在に飛べるボーマンダと打ち合うのは分が悪い。

だから、


千歌「骨!! 突き刺せ!!」

 「グゥォッ!!!!!」

ツバサ「!?」


爪を受け止めた骨が急にたわんで、その両端がボーマンダの腕に突き刺さる。


 「マ、マンダァッ!!!!!」


驚いて、飛び退くボーマンダ。

骨はあくまで波導のエネルギーだ。

硬化できるなら、軟化も出来る。

硬い先端だけ残して、得物を柔らかくし、攻撃をいなしながら、先端を突き刺した。

自前の武器だからこそ出来る芸当だ。

──だが、


 「ガァァァァッァブッ!!!!!!!!!!」

 「グゥォッ!!!!!?」

千歌「ルカリオ!!?」


そんなことを考えてる場合じゃなかった。

壁を抉り壊しながら、ガブリアスが壁に張り付くルカリオに、ジェット機のような速度でぶつかってくる。

猛スピードで突っ込まれたルカリオは──


 「グ、グォ……」


吹っ飛ばされ、呻き声をあげる。

二匹のドラゴンポケモンとずっと戦闘していたのだ、もう限界だ。


千歌「戻れ!! ルカリオ!!」


私はルカリオをボールに戻す。


 「ガァァァァァァブッ!!!!!!」


怒り狂うガブリアスはボールに戻ったルカリオを追いかけて、壁から飛んで来る。

ただ、何度も言うようにガブリアスは怒りに任せて直線的に突っ込んでくる。

軌道もタイミングも見切れる。


千歌「しいたけ──」
 「ワフッ」


繰り出した最後の手持ち、しいたけと共に迫るガブリアスの軌道を見切って、


千歌「“かたきうち”!!」
 「ワフッ!!!!」


ガブリアスを打ち上げるように、前傾姿勢から、後頭部による“ずつき”を下から上に向かって叩き付けた。



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