千歌「ポケットモンスターAqours!」 Part2
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37: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2019/05/12(日) 05:58:37.32 ID:DoNfZkVt0

先ほどまで壁の付近にいたはずのディアルガが──鞠莉さんの目の前に立っていた。

まるで接近するのに掛かった時間だけを早送りでスキップでもしたかのように。

ディアルガは鞠莉さんに向かって、脚を振り下ろしてくる。


鞠莉「っ……!?」

ダイヤ「ハガネールッ!!!」


わたくしは咄嗟に叫ぶ、


 「ンネェーール!!!!!!」


ハガネールが地面から飛び出し、再びディアルガを巻きついて、拘束をする。


ダイヤ「鞠莉さん!! こっちですわ!!」

鞠莉「!」


その隙に鞠莉さんの手を引いて、聖域の外の横道に逃げ込む。


鞠莉「……」

ダイヤ「どうやら、一筋縄ではいかないようですわね……」

鞠莉「早く……倒さないといけないのに……」


鞠莉さんはイラついた口振りで言うが、


ダイヤ「負けてしまっては元も子もありませんわ! 落ち着いてくださいませ」


わたくしは鞠莉さんは嗜める。


鞠莉「……わかってる」


どうにも頭に血が昇ると、鞠莉さんは感情的になってしまう。

そこはわたくしが御さないと……。それこそ、鞠莉さんの身に何かあったら、後で果南さんに何を言われるか、わかったものではないですし。


ダイヤ「あれは……この場に召喚されたときも使っていた技ですわよね……?」

鞠莉「……たぶん、時間跳躍してるんだわ」

ダイヤ「時間……跳躍……?」

鞠莉「これを見て」


そう言って鞠莉さんが図鑑を開く。

 『ディアルガ じかんポケモン 高さ:5.4m 重さ:683.0kg
  時間の 流れを 自在に 操ることで 過去や 未来へ
  移動する ことが 出来る。 ディアルガの 心臓が
  動くと 時間は 流れていくと 言われ 信仰されている。』


ダイヤ「まさか……本当に時間を操っている……?」

鞠莉「シンオウ地方では時間の神なんて言われてるくらいだしね……」


成程どうして……。パルキアが空間を引き裂くほどの、とんでもポケモンであるのと同様。

それに並び立つとされるディアルガも、相当不可思議な技を扱えるようだ。

ですが……。



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