千歌「ポケットモンスターAqours!」 Part2
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◆tdNJrUZxQg
[saga]
2019/05/17(金) 15:45:14.01 ID:dd6+2abs0
サンドパンは、まるで怯まず反撃してくる。
いくら、効果がいまひとつなんだとしても、ダメージが薄すぎる。
恐らく原因は──サンドパンの周りにあるキラキラと光るオーラのせいだ。
そして、それを使ってるのはさっきから攻撃してこない、後ろのポケモン。
千歌「キュウコンの技……!!」
思い至ってキュウコンの方を見ると、キュウコンの居る場所の上の方にはオーロラが広がっていた。
千歌「“オーロラベール”……!!」
確か、輝くベールで味方の防御と特防を一気に上げる技だ。
絵里「……ふふ」
絵里さんが不敵に笑う。
キュウコンを放っておくと攻撃がうまく通らない……!
サンドパンは前衛で食い止めている、なら今のうちに……!
千歌「ルガルガン!! お願い!!」
「ワォーーンッ!!!!!」
ボールから繰り出したルガルガンが床を蹴って飛び出す。
ルガルガンはそのまま、壁を蹴って一気にキュウコンに肉薄する。
千歌「“アクセルロッ──」
「──ドパンッ!!!!!!」
「ギャゥッ!!!?」
千歌「んなっ!!?」
先ほどまで、しいたけと組み合っていたはずのサンドパンがルガルガンに追いつき、ぶっとい爪でルガルガンを押さえつけていた。
絵里「ふふふ、驚いてるわね」
千歌「……!」
絵里「サンドパンの特性は“ゆきかき”。あられが降るフィールドでは、素早さが倍増するわ」
つまり……そのスピードによって追いつかれたと言うことだ。
絵里「それに……キュウコンも攻撃は出来るわよ! “ふぶき”!」
「コーーーンッ!!!!」
キュウコンの方から強烈な冷風が飛んで来る。
「ワ、ワゥ…!!」
その冷気によって、パキパキとしいたけの足元が凍り始める。
千歌「っく……!! バクフーン、“ねっぷう”!!」
「バクフーーー!!!!!」
対抗するように、“ねっぷう”を撃つ。
どうにか相性のお陰で攻撃は拮抗しているが──
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