千歌「ポケットモンスターAqours!」 Part2
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◆tdNJrUZxQg
[saga]
2019/05/17(金) 15:43:28.00 ID:dd6+2abs0
サンドパンは床に爪を突きたて、そのまま床ごとぐらぐらと揺する。
「バ、バクフーー」
千歌「バクフーン、落ち着いて!!」
大きな揺れに動揺を見せるバクフーン。
私は揺れる足元に視線を落とし、転ばないようにしていると、
絵里「ふふ、足元ばっかり見てちゃダメよ」
絵里さんが意味深なことを言う。
直後──バキ、バキリ、と何かが砕けるような嫌な音が頭上から聞こえてくる。
千歌「……な、何!?」
咄嗟に天井を見上げると──いつの間にか天井に出来ていた大きなつららが、落っこちてきていた。
“つららおとし”だ……!!
千歌「“ふんか”!!」
「バクフーーーーンッ!!!!!!!!!」
咄嗟に頭上に向かっての爆炎でつららを溶かす。
だが、炎を防御に使ってしまったために、前方からの攻撃に無防備に──
絵里「サンドパン! “アクアテール”!!」
「ドパンッ!!!!!!」
サンドパンが身を捻って、みずタイプの尻尾攻撃を繰り出してくる。
避けきれない。
千歌「っく!!」
私はバクフーンとサンドパンの間に向かってボールを投げる。
「ワッフッ!!!!」
千歌「しいたけ!! “コットンガード”!!」
飛び出した、しいたけが毛皮を膨らませ──ボフっと音を立てながら、サンドパンの尻尾を受け止める。
「ド、ドパン……!!」
攻撃を受け止められ、焦ったサンドパンに向かって、
千歌「“ずつき”!!」
「ワッフッ!!!!」
頭突いて反撃。
だが、
絵里「サンドパン!! “いかりのまえば”!!」
「ドパンッ!!!!」
「ワゥッ!!!?」
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