千歌「ポケットモンスターAqours!」 Part2
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◆tdNJrUZxQg
[saga]
2019/05/17(金) 14:10:55.71 ID:dd6+2abs0
にこ「ルカリオはマリルリが……ルガルガンはクチートが押さえたわ」
千歌「……っ」
にこ「じゃあ、今度こそニンフィア……!!」
「フィァァ……!!!」
ニンフィアが息を吸う。“ハイパーボイス”の予兆。
千歌「──……それを待ってたんです!!」
にこ「……は?」
言葉と共に──ヒュン! と音がする。
にこ「!? な、なんの音……!?」
にこさんがキョロキョロと周囲を見回す。
にこ「……何もない……? こけおどしとは小細工使ってくれるじゃない!! ニンフィア、決めてやりなさい!! “ハイパーボイス”!!!」
「…………」
にこ「……ニンフィア?」
「フィ……ア……」
ニンフィアが突然、パタリと倒れる。
にこ「ニンフィア!?」
にこさんが傍らのニンフィアを見ると──ニンフィアは攻撃を受けて、戦闘不能になっていた。
にこ「攻撃!? いつのまに……!?」
千歌「確かに、ルカリオもルガルガンも速いけど……もっと速い攻撃があったとしたら? それこそ、“ハイパーボイス”みたいに!」
にこ「もっと、速い……空気の振動……まさか!?」
千歌「そうです! 空気です!!」
「ゼルルルッ!!!!!!」
フローゼルが尻尾を高速回転させながら、声をあげる。
ニンフィアを攻撃したのは他でもない。──“かまいたち”だ。
音波で攻撃する、ということは攻撃の瞬間口を大きく開かないといけない。
口の中なんて、どう考えても急所でしかない。
固定砲台のように、大技を繰り出すニンフィアの急所に攻撃を叩き込むこと、フローゼルはずっとソレを狙っていたのだ。
千歌「“かまいたち”!!」
「ゼルッ!!!!!」
再度、フローゼルから空気の刃が飛び出し、
「マリッ!!!?」
今度はマリルリを切り裂く。
にこ「っく……!! “アクアジェット”!!」
「マ、マリッ!!!!」
距離を詰めるために飛び出そうとしてくるマリルリ──
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