千歌「ポケットモンスターAqours!」 Part2
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337: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2019/05/17(金) 01:14:59.56 ID:dd6+2abs0

 「チェ、チェリ……」

 「ガ、ガニュゥ!!」


メガニウムは巻き込まれずに済む。


梨子「チェリム……」

曜「チェリム! 戦闘不能!!」

梨子「……ありがとう、戻って」


梨子ちゃんは身を賭して仲間を守ったチェリムを労いながらボールに戻す。


千歌「これでお互い残ってるのは……!!」

梨子「一匹ずつ……!」

 「バクフーーーーッ──!!!!!!!」


再びバクフーンが背中の炎を滾らせながら、攻撃態勢に移る。

晴れが後押ししてくれる中、全てを焼き尽くす業炎──“れんごく”を撃つ体勢だ。


梨子「……千歌ちゃん」

千歌「?」

梨子「グレイブ団騒動のあと、私は千歌ちゃんより早く旅に戻ったでしょ」

千歌「うん」

梨子「先に旅に戻った私は……今日、この日のために……技を覚えてきた」

千歌「……技……?」

梨子「千歌ちゃんの“いあいぎり”みたいなのとは違うけど……! 私なりに、メガニウムと一緒に習得した、最強の技、見せるね──」
 「ガニュゥッ……!!!!」


梨子ちゃんが言うと、メガニウムから気迫があふれ出てくる。


千歌「……!」


何か仕掛けてくる。

でも……。


千歌「全部炎で吹き飛ばす!! バクフーン!!」
 「バクフーーーーンッ!!!!!!」

千歌「“れんごく”!!!」
 「バクフーーーーーンッ!!!!!!!」


灼熱の業炎がバクフーンから、噴き出す。

周囲の生い茂る草木を軽く撫でるだけで消し炭にする、最大級の火力。

──対するメガニウム。


梨子「行くよ、メガニウム!! 究極技!!」
 「ガニュゥッ!!!!!!!!」

梨子「“ハードプラント”!!!」
 「ガッニュゥゥゥゥゥゥゥ!!!!!!!!!!!!」


メガニウムが雄叫びをあげると──


千歌「なっ!?」



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