千歌「ポケットモンスターAqours!」 Part2
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336: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2019/05/17(金) 01:13:30.38 ID:dd6+2abs0

急いでそれを追いかけ、私も外へ向かって走り出す。

視界が開け、晴天の空の下に飛び出した。

そして、背後からも足音。

梨子ちゃんたちも外に出てくる。

すかさず、


梨子「チェリム!! “にほんばれ”!!」
 「チェリリーーーー!!!!!!!」


チェリムが天候を快晴にする。

それと共にチェリムの“フラワーギフト”が花開き、花びらが舞い狂う。


梨子「メガニウム!!! “はなふぶき”!!!」
 「ガニュゥゥゥゥゥーーー!!!!!!!」


迫る、花びらたち。


千歌「……バクフーン!!!」
 「バクフーーーー!!!!!!!」


私がバクフーンの元に辿り着いたと同時に発した呼びかけに反応するように、バクフーンが起き上がりながら、一気に熱波を発する。


梨子「……!?」


背中の炎をメラメラと滾らせ、飛んで来る花びらたちを近付く傍から、焼き尽くしていく。


千歌「天候が晴れになって有利になるのは梨子ちゃんだけじゃないよ!!」
 「バクフーーーーンッ!!!!!!!!」


快晴の日差しはバクフーンの炎の威力も向上させる。

バクフーンはそのまま、口に火炎を溢れさせ──


千歌「“やきつくす”!!!」
 「バクフーーーーーッ!!!!!!!!」


苛烈な勢いの炎を吐き出す。


梨子「チェリム!! “フラワーガード”!!」
 「チェリリッ!!!!!」


舞い踊る花びらたちがチェリムたちを守ろうと寄って来るが──


 「チェ、チェリーーー」


その花びらたちを意にも介せず、火炎の勢いは止まらない。


梨子「……っ!!」

 「……チェリーーー!!!!」

梨子「!? チェリム!?」


そのとき、突然チェリムが炎に向かって飛び出した。梨子ちゃんの驚き様からして、恐らく独断。

大量の花びらを舞い狂わせながらの死に物狂いの突撃──“はなびらのまい”だ……!!

その甲斐あってか、バクフーンの火炎は、大量の花びらと──チェリムを焼き尽くすだけに至り。



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