千歌「ポケットモンスターAqours!」 Part2
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331: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2019/05/17(金) 01:04:51.73 ID:dd6+2abs0

千歌「“いあいぎり”!!」
 「グゥォッ!!!!!」

梨子「!!」

千歌「パルキアの攻撃に比べたら、これくらいの攻撃、打ち消すのは簡単だよ!!」

梨子「く……!!」


目を瞑っているお陰で神経が研ぎ澄まされているのも、技の精度にいい影響を及ぼしている。

このまま、一気に上まで──

そう思って、再び目を開く、


 「ネォォ!!!!」


すると、すぐ下方から、ネオラントが急激に迫ってくる。


千歌「!?」


ネオラントの“たきのぼり”は、私とルカリオを運んでいるせいで、速度が低下しているフローゼルに追いついてきている。


梨子「“アクアテール”!!」

 「ネォォォ!!!!!」


ネオラントは滝を登りながら、無理矢理身を捻って、下から尻尾をたたきつけてきた。

荷物を大量に運びながらの“たきのぼり”で余裕のないフローゼルは回避なんて出来るはずもなく。


 「ゼ、ゼルッ!!!?」


下からの強烈な尻尾による殴打が直撃し、


千歌「だわぁっ!!!?」
 「グゥォッ!!!!?」


掴まったままの私とルカリオ共々、滝の外に吹っ飛ばされる。

そして、すぐに浮遊感に襲われる。

──落ちる……!!

そこからは反射だった。

フローゼルをすぐさまボールに戻し、


千歌「ルカリオ!! 跳べぇっ!!!」


私はルカリオにしがみ付いたまま、そう叫んだ。


 「グゥォッ!!!!」


ルカリオは──


 「ネォォッ!!!!!?」


滝を登っている、ネオラントを無理矢理踏みつけて、


梨子「う、嘘!?」


その反動で一気に跳躍した。



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