千歌「ポケットモンスターAqours!」 Part2
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330: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2019/05/17(金) 01:02:45.75 ID:dd6+2abs0

千歌「“たつまき”と逆回転だったら!?」

梨子「……!?」


二つの渦はぶつかり合う寸でのところで、お互い急激に進路を逸れて直進し、壁にぶつかって消滅した。


千歌「よし……!!」
 「ゼルッ!!!!!」


再び、フローゼルが全速力で、滝壺に向かって飛び出す。

そして、そのまま滝にぶつかる様に直進し──

そこから、直角に上昇する……!


千歌「“たきのぼり”!!!」
 「ゼルゥッ!!!!!」


フローゼルに掴まったまま、滝を上昇する。

そんな私の視界に再び飛び込んでくるのは、


 「ネォ〜〜〜〜」


水面から“とびはねる”で上昇中の私たちに迫ってくるネオラントの姿。


梨子「ネオラント!! “フラッシュ”!!」

 「ネォォ〜〜〜〜」


中空に居るまま、再び激しく閃光するネオラント。

私は──


千歌「──二度も同じ技は通用しないよ!!」

梨子「……っく」


もちろん、目を瞑って、閃光に目を潰されるのを防ぐ。


梨子「ピジョット!! “エアスラッシュ”!!」
 「ピジョォォォォ!!!!!!」


飛んで来る、ピジョットの攻撃に、私は腰からボールを放つ。

フローゼルに掴まったまま──


 「グゥォッ!!!!!」


ルカリオを繰り出し、メガバレッタに触れる。


千歌「ルカリオ!! 行くよ!!」
 「グゥォッ!!!!!」


私は目を瞑ったままだったけど、ルカリオを通して、周囲の波導エネルギーが伝わってくる。

鋭敏になった全身の神経によって、迫る空気の刃が感じ取れる。



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