千歌「ポケットモンスターAqours!」 Part2
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◆tdNJrUZxQg
[saga]
2019/05/17(金) 00:57:37.58 ID:dd6+2abs0
激しく空気が渦巻き、強風が吹き荒ぶ音。
そして、その音に飲み込まれるように微かにムクホークの悲鳴のような鳴き声が聞こえてくる。
せっかく、ムクホークを身軽にして有利を取ろうと思ったのに、逆に私の視界を潰され、その隙にメガシンカのパワーで圧倒されてしまった。
──だが、迷ってる暇はない。
「ヴォッフッ!!!!!」
水音と共に、背後からムーランドの鳴き声。
千歌「フローゼル!!」
「ゼルッ!!!!!」
フローゼルに合図を送って、一旦水中に潜る。
……まずは相手の数を減らすのが優先だ。
フローゼルは全身にみずタイプのエネルギーを集束させて──水面に顔を出すムーランドに向かって、水中から一直線に飛び出す。
「ゼルゥッ!!!!!!」
「ヴォッフッ!!!!?」
強力な突進攻撃を食らった、ムーランドは水上に打ち上げられる。
千歌「決まった!! “アクアブレイク”!!」
「ゼルルッ!!!!」
うまく見えては居ないけど、手応えがあった。
数テンポおいて、──ザブン! ザブン! と二回着水音がする。
……2回?
曜「ムーランド、ムクホーク、戦闘不能!」
千歌「……!」
さっき“ぼうふう”に巻き込まれたムクホークは健闘虚しくココでリタイアと言うことのようだ。
梨子「ムーランド!」
曜「二匹は私が回収しておくから、二人はバトルを続行して!」
「キュゥ〜〜〜」
ラプラスの鳴き声がする。曜ちゃんがしっかり救出をしてくれるらしいので、悪い視界のままムクホークを探してボールに戻さなくていいのは正直助かる。
──が、
「ゼルルッ!!!!」
千歌「え、何!? フローゼ──わぷっ!?」
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