千歌「ポケットモンスターAqours!」 Part2
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328: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2019/05/17(金) 00:57:37.58 ID:dd6+2abs0

激しく空気が渦巻き、強風が吹き荒ぶ音。

そして、その音に飲み込まれるように微かにムクホークの悲鳴のような鳴き声が聞こえてくる。

せっかく、ムクホークを身軽にして有利を取ろうと思ったのに、逆に私の視界を潰され、その隙にメガシンカのパワーで圧倒されてしまった。

──だが、迷ってる暇はない。


 「ヴォッフッ!!!!!」


水音と共に、背後からムーランドの鳴き声。


千歌「フローゼル!!」
 「ゼルッ!!!!!」


フローゼルに合図を送って、一旦水中に潜る。

……まずは相手の数を減らすのが優先だ。

フローゼルは全身にみずタイプのエネルギーを集束させて──水面に顔を出すムーランドに向かって、水中から一直線に飛び出す。


 「ゼルゥッ!!!!!!」

 「ヴォッフッ!!!!?」


強力な突進攻撃を食らった、ムーランドは水上に打ち上げられる。


千歌「決まった!! “アクアブレイク”!!」
 「ゼルルッ!!!!」


うまく見えては居ないけど、手応えがあった。

数テンポおいて、──ザブン! ザブン! と二回着水音がする。

……2回?


曜「ムーランド、ムクホーク、戦闘不能!」

千歌「……!」


さっき“ぼうふう”に巻き込まれたムクホークは健闘虚しくココでリタイアと言うことのようだ。


梨子「ムーランド!」

曜「二匹は私が回収しておくから、二人はバトルを続行して!」

 「キュゥ〜〜〜」


ラプラスの鳴き声がする。曜ちゃんがしっかり救出をしてくれるらしいので、悪い視界のままムクホークを探してボールに戻さなくていいのは正直助かる。

──が、


 「ゼルルッ!!!!」

千歌「え、何!? フローゼ──わぷっ!?」



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