千歌「ポケットモンスターAqours!」 Part2
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322: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2019/05/17(金) 00:48:22.24 ID:dd6+2abs0

梨子「“ハイパーボイス”!!」
 「ヴォォォォォォォォ!!!!!!!!!」

千歌「ルガルガン!」
 「ワォンッ!!!!」


ルガルガンが足を打ち鳴らすと、地面から岩が迫り出してきて、ルガルガンの前方に壁を作る。


梨子「! 岩の盾ってわけね……」


岩場はさっき梨子ちゃんが言ったとおりルガルガンの主戦場だ。

ここなら防御に使える岩が大量にある。

更に……!


千歌「“ストーンエッジ”!!」
 「ワォンッ!!!!!!」

梨子「っ!!」
 「ヴォッフッ!!!」


今度の岩はムーランドを掠める。

いくら命中率が悪くても、何度も打てば攻撃は当たる。


梨子「っく……地の利を取られてる」

千歌「さあ、梨子ちゃん!! 奥まで来ないと、そのうち直撃するよ!!」

梨子「……仕方ない。……その挑発、乗ってあげるわ!! ムーランド!!」
 「ヴォッフッ!!!!!」


ムーランドと一緒に洞窟内部へと走りこんでくる。


梨子「タダで、有利な場所に飛び込むつもりはないけどね!! “ギガインパクト”!!」
 「ヴォッフッ!!!!!!!!!」


ムーランドは最上級のパワーで周囲の岩を割り砕きながら、迫ってくる。


梨子「早く出てこないと、そこらへんの岩ごと粉砕しちゃうわよ!?」

千歌「言われなくても、出てくるよ!!」
 「ワォンッ!!!!!」

千歌「“アクセルロック”!!」
 「ワォンッ!!!!!!」


私の指示でルガルガンが飛び出す。

ただし、ムーランドの方ではない。


梨子「!? な、何!?」


ルガルガンは猛スピードで洞窟内の天井付近を跳ね回る。

その際に鋭い岩のタテガミで周囲の岩壁を割り砕きながら──


千歌「曜ちゃん!! 巻き込むかもしれないから、注意してね!!」

曜「ヨーソロー!!! 心配ご無用!!」
 「リキーーー!!!!!」


砕かれた大量の岩は、次なる攻撃となって爆走するムーランドに向かって降り注ぐ。



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