千歌「ポケットモンスターAqours!」 Part2
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313: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2019/05/17(金) 00:30:06.75 ID:dd6+2abs0

他の誰でもない。

私と一緒に図鑑と最初のポケモンを貰った、梨子ちゃんと曜ちゃんの姿だった。


千歌「二人ともどうしてここに!?」

梨子「ふふ、千歌ちゃんが来るのを待ってたんだよね」

曜「うん!」

千歌「私を……?」


首を傾げていてると、


曜「千歌ちゃん……これ見て!」


曜ちゃんがバッグの中から──荘厳な雰囲気のあるリボンを取り出した。


千歌「なんか……すごいリボン……」

梨子「そのリボン、コンテストで優勝してもらえるリボンなんだって」

千歌「コンテスト……優勝……ものすごいリボン……まさか……!」

曜「うん!」


曜ちゃんが嬉しそうに頷く。


曜「私……グランドフェスティバルで優勝したんだよ!」


グランドフェスティバル……確か、一番優れたコーディネーターを決める大会のことだ。前に志満姉がそんなことを言っていた気がする。

つまり──


千歌「曜ちゃん……この地方で一番になっちゃったってこと!?」

曜「えへへ……そうであります! オトノキ地方のコンテストクイーンです!」

千歌「すごい!! ホントにすごいよ、曜ちゃん!!!」


驚きの声をあげながら、思わずぴょんぴょん跳ねてしまう。


曜「うん!! えへへ、千歌ちゃんに早く報告がしたくて……チャンピオンロードの入口で待ってたら来ると思ってたから。……そしたら、梨子ちゃんも居てね」

梨子「──私と同じこと考えてたみたいで、曜ちゃんと二人で千歌ちゃんのこと待ってたの」

千歌「そっかぁ……ここまで来たってことは、梨子ちゃんも……」

梨子「……うん!」


梨子ちゃんはバッグから、バッジケースを取り出し、開いて見せてくれる。

──そこには、輝く8つのバッジ。


梨子「ポケモンジム。全部制覇してきたよ」

千歌「そっか……!!」


……あれ、でも……。



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