千歌「ポケットモンスターAqours!」 Part2
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◆tdNJrUZxQg
[saga]
2019/05/16(木) 13:04:05.31 ID:E6ygtKl90
咄嗟の指示でうまく相手の急所が見抜けなかった。
結果、逆に急所を晒し、スピアーに一方的に撃ち負けてしまったようだった。
千歌「……ごめんね、ルカリオ……私の判断ミスだ。戻って休んで」
ルカリオをボールに戻す。
英玲奈「……ルカリオが切り札だと言っていたな。切り札不在で私のスピアーを倒せるかな?」
千歌「……行くよ!! ムクホーク!!」
「ピィィィィ!!!!!!」
ムクホークが私の元から飛び出す。
千歌「“すてみタックル”!!」
「ピィィィ!!!!!!」
いつも通りムクホークが猛スピードで飛び出す。
英玲奈「スピアー!! “どくづき”!!」
「ブブーーーンッ!!!!」
前方に突き出されるスピアーの毒針。
一直線に、ムクホークのクチバシとスピアーの毒針がぶつかり合い。
直後──ヒュン、と私のすぐ横を猛スピードで何かが通り過ぎた。
千歌「……え?」
目を見開く。
驚いたまま、振り返ると、
「ピ、ピィィィ……」
ムクホークが倒れていた。
千歌「……え……え……?」
パワーが自慢のムクホークが、吹っ飛ばされていた。
千歌「完全に力負けした……? しかも、一撃で……?」
一瞬にして数の有利を詰められてしまった。
英玲奈「先ほどルカリオを倒した“とどめばり”という技を覚えているか?」
千歌「“とどめばり”……」
英玲奈「あの技は、相手にトドメをさせたとき、使ったポケモンの攻撃力を爆発的に上昇させる技だ」
千歌「……!」
ただでさえ、想像の何倍も上を行く攻撃力だったのに、それが更に上昇してしまったということだ。
だから、ムクホークのパワーでも歯が立たなかった。
英玲奈「……さあ、次が最後のポケモンだな」
千歌「……」
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