千歌「ポケットモンスターAqours!」 Part2
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3: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2019/05/11(土) 14:03:51.13 ID:XqTkDbxP0

他にもバリヤードは艦首の部屋への入口を塞ぐという、かなり明瞭な理由を持ち合わせていた。

だけど……。


梨子「このヨノワールは……なんで、ゴーストポケモンを呼び寄せていたんだろう……」

千歌「……地方全体を混乱させるため?」

曜「確かにジムリーダーたちはそれで街から足止めを食らってるわけだし……一応理には適ってるのかな……?」

梨子「まあ……それはそうだね」


……やっぱり、それが理由なのかな……。

ゴーストタイプのポケモンが大量発生したら確かにイメージ的にも危機として認識されやすくはあるだろうし……。

でも……なにか釈然としない。

再び考え込みそうになったとき──


千歌「──あっ!!!?」


千歌ちゃんが大きな声をあげた。


曜「千歌ちゃん!? どうしたの……?」

千歌「私、善子ちゃんのところに戻らなきゃ……!!」


そう言って、部屋を飛び出そうとした、瞬間──


 『その必要はないわ』


図鑑から、音声が聞こえてくる。

この声は……善子ちゃんだ。


千歌「! 善子ちゃん!」

善子『オンバーンなら、私が撃退したわ──』





    *    *    *





善子「──オンバーンなら、私が撃退したわ」

千歌『ホントに!?』


天から、ガラス片や瓦礫が落ちてくる中、私は通話に応じる。

 「ゲコガァ!!!」

ゲッコウガが絶えず、切り払ってくれているから、問題はないのだが。

戦闘を終え、アブソルは通常の姿に戻っていた。

どうやら、メガシンカは戦闘が終わると自動的に解除されるらしい。

実戦で使っていく最強戦力である以上、ちゃんとメガシンカを把握してかないとね……。

そんなことを考えながら、アブソルをボールに戻して、会話の続きに戻る。


善子「ええ。だから、これからずら丸の加勢に──」

 『みんなぁーっ!!!』



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