千歌「ポケットモンスターAqours!」 Part2
1- 20
2: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2019/05/11(土) 14:01:31.54 ID:XqTkDbxP0

■Chapter070 『聖良の野望』





──中層船尾。梨子たち。


千歌「──わわ!? なんか揺れてる!?」

曜「すごい揺れだね……なんか起きてるのかな……?」


艦内の揺れに驚く二人を尻目に、


 「ヨノワー……」

梨子「…………」


私は気絶して転がるヨノワールに視線を向ける。

すると、


 「ヨマワーー……」「ワルワルーーー……」


戦闘直前から、ヨノワールの近くをふよふよと浮いていたヨマワルたちが掻き消えて行く。

恐らく、親玉が倒されて逃げて行ったのだろう。


曜「ヨマワルたちが……」

梨子「たぶん……ヨノワールがゴーストポケモン騒動のボスだったんだと思う」

千歌「! それじゃあ……!」

梨子「うん。たぶん、地方内のゴーストポケモンたちが旗本を失った状態になったから、直に沈静化すると思う」

曜「それなら、街に安全が戻るのも時間の問題だね……!」

千歌「よかったぁ……」

梨子「……うん」


肯定の意こそ示すものの……安心する二人とは逆に、私は少し難しい顔をする。


千歌「梨子ちゃん?」

曜「まだ、何か気になるの……?」

梨子「……真姫さんが言ってたこと、覚えてる?」

千歌「真姫さんが言ってたこと……? なんだっけ……?」

曜「もしかして……ゴーストポケモンの大量発生の理由がわかってないって言ってたやつ?」

梨子「うん」


私は曜ちゃんの言葉に頷く。


梨子「原因は絶てたとは思う……だけど、理由はまだわかってない」

千歌「理由……かぁ」


せいぜい、この飛空挺で皆が戦ってきたポケモンは全て、聖良さんとやらの計画に加担したポケモンだった。


梨子「私が倒したスリーパーはグレイブ団を操るために配置されたポケモンだった」

曜「ブルンゲルはルビィちゃんを攫う役割があったし、ドヒドイデはサニーゴを食べて珊瑚集めをしてたんだもんね。……結果として集めた珊瑚は使われなかったみたいだけど」

千歌「オンバーンも同じかな……。メテノから“ほしのかけら”を集めるために居た」



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
460Res/895.92 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice